五街道制覇の旅も第二弾となり次なるターゲットを中山道に定めた。中山道は、東海道と同じく江戸から京都結ぶ街道であるが今回は、西から東に進路をとることとした。ここでは、中山道の16日間の徒歩の旅を記録として残したいと思う。
- 第1区:草津宿から愛知川宿へ(2017年1月8日 距離:30km)
- 第2区:愛知川宿から関ヶ原宿へ(2017年1月9日 距離:36km)
- 第3区:関ヶ原宿から加納宿へ(2017年1月22日 距離:30km)
- 第4区:加納宿から伏見宿へ(2017年3月11日 距離:33km)
- 第5区:伏見宿から大湫宿へ(2017年3月12日 距離:23km)
- 第6区:大湫宿から馬籠宿へ(2017年3月13日 距離:32km)
- 第7区:馬籠宿から野尻宿へ(2017年3月19日 距離:21km)
- 第8区:野尻宿から福島宿へ(2017年4月29日 距離:28km)
- 第9区:福島宿から塩尻宿へ(2017年4月30日 距離:45km)
- 第10区:塩尻宿から長久保宿へ(2017年5月1日 距離:41km)
- 第11区:長久保宿から望月宿へ(2017年5月2日 距離:11km)
- 第12区:望月宿から軽井沢宿へ(2017年5月3日 距離:31km)
- 第13区:軽井沢宿から高崎宿へ(2017年5月4日 距離:40km)
- 第14区:高崎宿から熊谷宿へ(2017年5月5日 距離:44km)
- 第15区:熊谷宿から大宮宿へ(2017年5月6日 距離:38km)
- 最終区:大宮宿から日本橋へ(2017年5月7日 距離:28km)
第1区:草津宿から愛知川宿へ(2017年1月8日 距離:30km)
宿場:草津宿、守山宿、武佐川宿、愛知川宿
中山道初日は、草津の追分からスタートでした。この日は、あいにくの天気で最後は、凍死するのではないかと思うほど冷え切った状態になってしまった。個人的に好きな近江商人の街である五個荘についたのが暗くなってからでゆっくりと回れなかったのは残念であった。幸先の悪いスタートではある。
第2区:愛知川宿から関ヶ原宿へ(2017年1月9日 距離:36km)
宿場:愛知川宿、高宮宿、鳥居本宿、番場宿、醒井宿、柏原宿、今須宿、関ヶ原宿
この日は、地元出身の英雄井伊直政公を拝んでから愛知川宿に戻り関が原を目指した。ちょうど前日は、大河ドラマ「女城主 井伊直虎」の初回放送の日であった。内容は、微妙であったが縁を感じずにはいられなかった。この区間、町並みもそこそこ残っていて満足できるものであった。
第3区:関ヶ原宿から加納宿へ(2017年1月22日 距離:30km)
この日は、雪が残る関が原宿から岐阜市の加納宿まで歩いた。赤坂宿が意外と雰囲気が残っていることが印象に残った。このあとしばらく中山道歩きは中休みとなった。
第4区:加納宿から伏見宿へ(2017年3月11日 距離:33km)
青春18切符も解禁されたためこの日は、二ヶ月ぶりに中山道歩きを再開した。歩いているときに遠くに岐阜城と犬山城を眺めることができ心誘われたが誘惑に負けることなく歩を進めた。この区間で平野部に、お別れしていよいよ山間部に突入していく。
第5区:伏見宿から大湫宿へ(2017年3月12日 距離:23km)
この日は、伏見宿から御嵩宿を経て細久手宿、大湫宿といった山間の宿場を巡った。途中、大きく道を間違えてしまい1時間のロスが発生してしまい途中で中断せざるを得ない状況になった。この区間、山間部だけに途中で中断すると例外なく駅までの長い下りが強いられる場所だけに最後は精神的にもきつかったです。
第6区:大湫宿から馬籠宿へ(2017年3月13日 距離:32km)
宿場:大湫宿、大井宿、中津川宿、落合宿、馬籠宿
この日は、大湫宿から歩きを再開した。駅からスタート地点までタクシーを利用した。歩きに行ってるのにタクシーを利用するとは理解できないことであるが少しでも無駄をなくしたかったので致し方なしである。
歩いている途中で恵那山がきれいに見えていた。いつしか登りたいと思うが話を聞くと面白くない山とのこと。。。
落合宿を越えたらいよいよ木曽路に突入である。
第7区:馬籠宿から野尻宿へ(2017年3月19日 距離:21km)
馬籠宿からの再開である。ここの宿場は、近年外国人に人気の宿場となっている。あまり俗人化しないで欲しいものである。馬籠峠を越えると妻籠宿になる。ここの宿場は、街並み保存の第一人者と言える場所である。
三留目宿から野尻宿へ行くところで中山道の案内標識のトラップにはまってしまった。ガイドブックに記載の距離よりも時間がかかると思ったら迂回ルートに入ってしまった。ここで大きく時間を取られてしまい野尻宿で中断することとした。
第8区:野尻宿から福島宿へ(2017年4月29日 距離:28km)
GWになり中山道歩きの再開である。このあたりも桃や桜の花が咲き誇り遅めの春を迎えていた。途中、名勝目覚めの床などに立ち寄り気持ちの良い歩きをすることができた。この日のゴールは、山村代官屋敷で有名な木曽福島である。私と同じ姓ですが全く関係がありません。
第9区:福島宿から塩尻宿へ(2017年4月30日 距離:45km)
宿場:福島宿、宮ノ浦宿、藪原宿、奈良井宿、贄川宿、本山宿、洗馬宿、塩尻宿
この日は、福島宿からのスタート。この先の和田峠を考えると諏訪の町までは行きたいところであったが塩尻峠手前の塩尻宿までとなった。ここで木曽路とはお別れとなった。
第10区:塩尻宿から長久保宿へ(2017年5月1日 距離:41km)
最難関の和田峠越えの日を迎えた。天気予報では、雨の予報となり不安がつきまとった。和田峠の前にもう一つの難関とされる塩尻峠を越えなければならない。塩尻峠を越えた時点で足の裏の全体のまめがつぶれて歩行困難な状態となった。諏訪の町でテーピングを巻く応急処置を施し再開となった。峠道は、全長20kmとなかなか過酷なものであったが山道が多かったのが幸いして快適に歩くことができその日の旅を終えた。途中、携帯電話を忘れるハプニングで1時間のロスがあり冷や汗をかかされたが。。。
第11区:長久保宿から望月宿へ(2017年5月2日 距離:11km)
宿場:長久保宿、芦田宿、望月宿
足の腫れが引かない状態で強行的に旅を継続。目的地は軽井沢宿であるが、途中から歩行が困難な状態になりまさかのリタイア。旅全体のリタイアの文字も見え始めた。とりあえず予約していた軽井沢の宿に行き今後のことを考えることとした。
第12区:望月宿から軽井沢宿へ(2017年5月3日 距離:31km)
宿場:望月宿、八幡宿、塩名田宿、岩村田宿、小田井宿、追分宿、沓掛宿、軽井沢宿
前日はリタイアも考えたがアレだけ腫れ上がっていた足の痛みも引いたので旅を続けることにした。ついていない時はとことんついていないものでこの期間の写真はすべて消失してしまった。消失しているのになぜ、この写真があるかというとインスタに投稿していたからである。ここの区間は、桜も咲いていて見どころも多かっただけに実に残念である。いよいよ翌日は、難所の碓氷峠である。
第13区:軽井沢宿から高崎宿へ(2017年5月4日 距離:40km)
前日に引き続きここは写真を消失した区間である。天気もよく碓氷峠と妙義山がきれいであっただけに実に残念である。また、碓氷峠は片峠と言われるだけあって難所と思っていたら軽井沢方面からは、簡単に越すことができた。
第14区:高崎宿から熊谷宿へ(2017年5月5日 距離:44km)
この日は、前夜に写真が消失してしまったことで少し気が消沈してのスタートとなった。朝から気温もぐんぐん上がりヒートベアーに近づいているのを実感させられた。途中、深谷宿では、暑さのためか東京駅の幻影が見えてきた。
第15区:熊谷宿から大宮宿へ(2017年5月6日 距離:38km)
宿場:熊谷宿、鴻巣宿、桶川宿、上尾宿、大宮宿
この日は、熊谷宿から大宮宿への移動である。この区間は、国道歩きがメインであり少しばかり単調であると感じた。途中で暑さでバテたため休憩を多く取った関係で大宮宿についた時はだいぶ遅い時間となってしまった。残り20km、いよいよ明日が中山道歩きの最終日となる。
最終区:大宮宿から日本橋へ(2017年5月7日 距離:28km)
宿場:大宮宿、浦和宿、蕨宿、板橋宿、日本橋
中山道歩きもいよいよ最終日となった。昼頃には東京に着きたかったためこの日は、早朝のスタートである。残り20kmとなっていたためこの日は余裕もあり快適に歩くことができた。東京に入っると人混みが激しくなりもうすぐ旅も終わるんだと実感してきた。ついに日本橋に到着し、中山道の旅も終了した。
次なるターゲットは、甲州街道